超実践型の創業支援プログラム

「ゼロからの起業」は、起業家にとって最も苦しく、同時に最も重要で後戻りのできない決断が次々と押し寄せる「創業期」に特化した支援プログラムです。4ヶ月の受講期間内で、創業期に知るべき最も重要な事柄を身につけ、力強くまわりを巻き込むことのできる創業ストーリーを描き、起業家としての確かな第一歩を踏み出すことができます。

起業の中でも「創業期」に特化

「ゼロからの起業」の名の通り、まだ会社がない、ビジネスモデルも決まっていない、といった「本当になにもない」状態から創業を目指す段階の起業家の卵を対象としたプログラムです。4ヶ月の超実践的プログラムの中で、創業事業を描き、初期に巻き込むべきステイクホルダーを巻き込めるだけのストーリーを組み立てます。

起業同期ができる

自らフルリスクをとって創業する起業家には、本音で語り合ったり、置かれた状況をお互いに深く理解した上で腹を割って相談できる相手がほとんど存在しません。同じタイミングで同じ境遇置かれる「起業同期生」の存在は、創業後に待ち受けるハードシングスを乗り越えるにあたっての宝物になります。

生々しい力を得られる

手垢のついた、巷にあふれる「形式的かつ一般的な創業講座」とは一線を画し、起業家でもあり投資家でもありながら、あらゆるビジネスの創業の実践経験を持つ講師だからこそ伝えられる超実践的な内容です。本当に知るべきだけど、誰も詳しくは教えてくれないような超実践的スキルが体系的に身に付くことを目指します。

「学びたい」は対象外

毎講義ごとに出される宿題を通して「ゲキテキな進捗」を求められる、超実践型のプログラムです。起業を単に「勉強したいだけ」の方には向かないため「かならず創業する」意志を固めた人だけが対象です。逆に、意志さえあれば、ビジネスモデルも領域も未定で、知識がゼロでも構いません。

どんなビジネスでもOK

上場を目指すような「スタートアップ企業」を創業する方も、そうではない個人事業の延長線上もしくは非上場のプライベートカンパニーとして「小さくてエクセレントな会社」の創業を目指す方も、すべてのタイプの起業の創業期を対象とします。売上の上げ方も、資金調達の手法も、ひとりひとりに最も適した形を導きます。

プログラム内容の紹介

Day1

起業とは何か・起業家になろう

職種&生き方としての「起業家」について学びます。雇われて働く働き方とは異なり、自ら旗を掲げ「自らオーナーシップを持つ会社というハコを使って稼ぐ」という働き方・生き方について学んだ上で、これから成し遂げていくべき「創業という一大プロジェクト」の流れを学びます。創業日とは、会社設立日のことではありません。起業家にとって決めるべき「創業の日」とは何であり、それに向けてどう準備をしたらいいのか、創業準備フォーマットを活用して創業日が決定できる状態を目指します。

Day2

創業に最重要なWhyの設定をする

起業家にとって最も重要といっても過言ではない「Why」とは何かを理解し、起業家としての自分のWhyを設定するためのワークに取り組みます。いわゆる「ビジョン・ミッション・バリュー」が起業家には重要だと言われます。起業家個人のWhyを見出した上で、それをどう会社のビジョンやミッションにつなげていくのか、その構造や手法について学習し、これから創業する会社のビジョン&ミッション&バリューづくりの基礎を実践します。

Day3

創業事業を「設計」する

創業事業の設計について学びます。ありがちなビジネスモデルでの創業は拡張性に苦しみ、「雇われていればよかった」という状況を招きかねません。一方で、理想的なビジネスモデルを目指した創業は、難易度が高く売上が立つのに時間がかかりすぎ、黒字化の前に資金が尽きてゲームオーバーとなってしまいます。そのジレンマを超えて、理想的で、拡張性があり、かつ用意した資金計画内で事業が成立する段階までを迎えるためには、どうしたらよいのか。その解となる「創業事業の設計にはポートフォリオ戦略が必要だ」という考え方をインプットし、意味ある創業事業の設計を指南します。

Day4

創業期の顧客開発手法を知る

創業期にこそやるべき「本当の顧客開発」について、手法を学びます。前提としてのリーンスタートアップについて、要点を学んだ上で、起業家という生き物だからこそできる・やるべき顧客開発の手法について学習します。最初に獲得すべき顧客とは誰か、そしてその顧客に出会うにはどうしたらよいのか、出会ったらどうやって口説いたらよいのか、その生々しい実践手法について解説を行い、明日から実践していけうようになるためのワークを展開します。

Day5

全人格的財務計画を立案する

創業期の起業家が立てるべきファイナンス計画について学びます。創業する会社が「スタートアップ企業」か「オーナービジネス」かによって創業モデルが異なるということを学び、新株発行の仕組みや創業融資・クラウドファンディングなど、創業期にとりうる資金調達の方法について体系的に学びます。その上で、自分が創業する会社で「いくら資金を集める必要があるのか」を見立てる考え方について学び、実際に自社の資金調達額と調達方法の決定ができる知識と考え方を装着します。

Day6

創業期に巻き込むべき相手を知る

創業期の起業家が最も力を入れて巻き込むべき3大ステイクホルダーである「共同創業者」「最初の顧客」「最初の資金提供者」について理解を深め、その巻き込み方を学びます。共同創業者に対するインセンティブ設計の考え方や、人を魅了する創業ストーリーを作るための考え方などについて学び、明日から口説きに出るための準備に入れる状態を目指します。Day1〜Day5までに作り上げたすべての要素を組み立て、力強く世界を巻き込む力を持つ「創業ストーリー」という最大の武器を作り上げます。

Day7

創業ストーリーの語り方を得る

Day6で作り上げた創業ストーリーを、短時間で力強く語れるようになるためのプレゼン練習。1対多のプレゼンということだけではなく、創業後に幾度となく訪れる、「絶対に口説ききらないといけない」1対1の相手の心を動かすために、限られた時間で引き込むための熱量のこもったプレゼンテーションができることを目指し、話の組み立てと話し方を指南します。また、他の受講生のプレゼンを受け止めることで、真に人の心を捉える創業ストーリーとは何かを多角的に学びます。

Day8

創業プレゼンテーション

プログラム最終日は、デモデイ形式で、選ばれた参加メンバーに、創業プランをプレゼンテーションしてもらいます。ゲストに実際のエンジェル投資家や先輩起業家・経営者、創業支援者などを招き、デモデイ後の懇親会も含め、その場で支援依頼や資金調達のプレゼンができるような場づくりを行います。※できる限り多くの参加メンバーにプレゼンしてもらいたいと思っていますが、希望者が多かった場合で時間内に収まらない場合は何らかの事前の選考を経てプレゼンする方を決定します。

Mentoring

毎月1回個別メンタリング

メンタリングを含むコースを受講の方は、講座期間中に短時間の定期的な個別メンタリングを行います。講座内容のフォローアップも行いながら、講座の中にないあらゆる個別相談に応じ、きめ細かい創業サポートを行なっていきます。

講義日程のスケジュールが合わない方でも大丈夫です

受講者の方は、すべての講義のアーカイブ映像を閲覧できます。忙しい起業準備の期間中に、どうしてもリアルタイムに参加できない方でも、アーカイブ映像を見て学習していただき、宿題を進めることによって創業準備を進捗させていっていただけます。

詳細なプログラム内容は、開催期によって異なります

「ゼロからの起業」は、創業を支援する様々な支援機関と連携して開催しています。主催者や主催エリア等によって、詳細なプログラム内容は異なるため、それぞれの開催期のお申し込みサイトから詳細な情報を把握いただければと思います。上記は、あくまで典型的な開催プログラム例として理解ください。

「ゼロからの起業」プログラム開催に向けての想い

第一回開講(2021年6月開始・NewsPicks NewSchool主催)にあたってのインタビュー記事

プログラム講師

スタートアップからオーナービジネスまで、上場企業からスモールビジネスまで、都市部から限界集落まで、ハイテクからエンタメから一次産業まで、あらゆる形態の創業に関わってきた経験を持つ麻生要一がすべての講義を担当します。

現在、2024年5月開始期の募集中

卒業生ネットワーク

「ゼロからの起業」を受講した卒業生の起業家のみなさん(リンクを押すとインタビュー記事に飛びます)
株式会社FINDs 高島彬さん

株式会社FINDs 高島彬さん

2021年6月開始期(主催NewSchool)

数カ月に渡って、「自分とは何者か。何がしたいのか」と自らと向き合う時間も非常に多く、つらくないと言えば嘘になります。しかし、自分に本気で向き合うからこそ、何か行動する時の大きな内発的な原動力になるのだと思います。

LOKAHI 石橋亜美さん

LOKAHI 石橋亜美さん

2021年6月開始期(主催NewSchool)

起業当初は何をどうすればいいのかもわからないものですが、麻生さんには創業期に決めなければいけない点、後戻りできない点など、欠かせないポイントを生々しい話を交えて解説してもらえ、これほど起業を体系立てて学べるところはないのではないかとも感じています。

株式会社lollol キャンヒロユキさん

株式会社lollol キャンヒロユキさん

2021年12月開始期(主催 琉球ミライ)

「Why」を見出したことで視界が広がった。事業をスタートするにあたってブレることのない覚悟を手に入れることができて、もう何も怖くない。大きな声で世界を変えると言えるようになった。起業家でも投資家でもある麻生さんだから、何を質問してもあらゆる角度からの答えを返してくれるし、宿題がとても楽しかった。

かまちょっかい株式会社 金城拓登さん&長澤圭太さん

かまちょっかい株式会社 金城拓登さん&長澤圭太さん

2021年12月開始期(主催 琉球ミライ)

共同創業者ふたりで参加しました。起業家が持つべきWhyが、ふたりだと深いところでズレてしまっていたことに気づいて、それをどうひとつに揃えるのかを学ぶことができて、ベクトルをバシッとひとつに合わせることができました。

玉城英雄さん

玉城英雄さん

2023年開始期(主催 琉球ミライ)

自分が実現させたい事業をつくるときって、「なんでこの事業をやるんだろう?」「何を実現させたくてやっているんだろう?」って何度も壁にぶち当たるんです。
麻生さんに「違和感を感じたらすぐ戻れ」というのは口癖のように言われていました。なにか苦しい壁にぶち当たるたびに「自分への問いかけ」をして実現させたいことを再確認し、また走り出すという考え方の癖をつけることができました。
この習慣というか考え方は今でも生きていますね。

仲宗根華音さん

仲宗根華音さん

2023年開始期(主催 琉球ミライ)

自分の心の奥底に眠っている熱意みたいなものが引き出される感覚があり、自分はこれから起業家として走っていくことをより実感しました。自分の事業を自分の言葉で伝え、人が共感してくれる。STARTUP BOOT CAMPを通して一つの成功体験を得ることができました。「伝え方」というのは起業家にとってとても重要で、起業家として一生使える武器を手に入れた感覚でした。

上原宇行さん

上原宇行さん

2021年12月開始期(主催 琉球ミライ)

ですが今思うと、殻破れたなっていうのもあります。恐らく僕の事情を言えば事務局の皆さんも対応してくれたとは思うんですけど、せっかく機会をいただいたのに申し訳ないっていうのもありました。いつか自分で本書いたり、インタビューのときに、「何かのネタになるかも」と思って。もう、無理にポジティブシンキングに、自分の考えを切り替えて、思い切ってピッチしたら、少なくともスタートアップ界隈では大好評だったので。

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